インフォグラフィックの基本|印刷・ウェブデザインで活用する方法

武田 知也

インフォグラフィックとは

インフォグラフィック(Infographic)とは、情報やデータを視覚的にわかりやすく表現したグラフィックデザインのことです。インフォグラフィックは、複雑な情報や統計データを、イラスト、図表、アイコン、色彩などのデザイン要素を使って、視覚的に理解しやすく伝える目的で作成されます。

インフォグラフィックは、さまざまな分野で利用されており、ビジネス、教育、広報、マーケティング、ニュースなどでよく見かけます。効果的なインフォグラフィックは、情報を短時間で伝えることができるため、ウェブサイトやSNSでの情報共有にも適しています。

インフォグラフィックの種類

インフォグラフィックのデザインには様々な要素があります。以下に、いくつかの主要なデザイン要素をご紹介します。

カラー

カラーはインフォグラフィックで情報を際立たせる役割を果たします。適切な色使いにより、情報の階層や関連性が明確になり、視覚的な印象が強化されます。
カラーを選ぶ際には、ブランドカラーを考慮し、コントラストや階調を適切に使用して、情報を際立たせることが重要です。

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フォントとタイポグラフィ

フォント選びは、インフォグラフィックの可読性と印象に大きく影響します。適切なサイズやスタイルのフォントを使い、情報を明確かつ魅力的に伝えることが大切です。情報の階層性や重要度を表現し、読みやすさを向上させることができます。

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アイコンとシンボル

アイコンやシンボルは、情報を簡潔に伝える効果的なツールです。シンプルで分かりやすいアイコンを使用し、テーマやデータを視覚化することで、情報を直感的に理解しやすくします。また、スペースを節約する効果もあります。

レイアウト

情報を効果的に伝えるためには、適切なレイアウトが不可欠です。情報の流れや関連性を明確にし、視覚的なバランスを保つ役割を果たします。適切なレイアウトにすることで、情報が効果的に伝わり、読み手が理解しやすくなります。

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地図

地図を使用したインフォグラフィックは、地理的なデータや地域に関連する情報を視覚的に伝えるために用いられます。カラーやシンボルをうまく使って、情報を整理して表現することがポイントです。

グラフとチャート

グラフとチャートは数値データや統計情報を視覚的に表現し、比較や解析を容易にする役割を果たします。データのトレンドや相関関係をわかりやすく示すことができます。

ピクトグラム

ピクトグラムとは、文字や言語によらず情報を伝えるための図形のことを言います。言語の壁を越えて情報を共有できるため、国際的なコミュニケーションに効果的です。
ピクトグラムは、デザインがシンプルで統一されていることが重要で、情報の伝達を明確かつ効果的に行うために、適切なアイコンやシンボルの選択が求められます。

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インフォグラフィックのメリット

1.分かりやすさ

インフォグラフィックは、複雑な情報やデータを視覚的に表現することで、理解しやすくします。情報をグラフやチャート、アイコンなどで表現することで、一目で内容が把握できるようになります。

2.記憶に残りやすい

視覚的な情報は、テキストだけの情報よりも記憶に残りやすいとされています。インフォグラフィックは、情報を視覚的に整理して提示することで、長期的に情報を覚えていられるようになります。

3.幅広いメディアでの活用

インフォグラフィックは、印刷物からデジタルメディアまで、さまざまなメディアで活用できます。ウェブサイトやブログ、ソーシャルメディア、雑誌、パンフレット、プレゼンテーションなど、幅広い分野で効果的に情報を伝えることができます。

4.言語の壁を越える

インフォグラフィックは、言語に依存しない視覚的な表現を用いるため、国際的なコミュニケーションで特に有効です。言語の違いによる誤解を減らし、広く伝わる情報を提供できます。

5.シェアしやすい

インフォグラフィックはシェアしやすく、ソーシャルメディアなどでの拡散が容易です。これにより、情報が広く伝わり、ブランドの認知度やリーチを向上させることができます。

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