ホームページのメンテナンス・Webサイト保守とは?ウェブサイトの管理の重要性
Webサイト完成がスタート
Webサイトの制作は大変です。その分、完成した時は達成感があります。公開された自社サイトを眺めながら「これでホームページ制作はひと段落!」担当者ならほっと胸をなで下ろす瞬間です。
緊急トラブルでもない限り、公開後しばらくの間はブログやニュースなど更新をしながらうまく運用されるでしょう。しかし、3ヶ月、半年、1年・・・ずっとそのままで問題ないのでしょうか?
Webサイトの運営は公開して終わりではありません。セキュリティ、サーバー、ドメイン、CMSのアップデートなど、定期的な更新や管理を行う必要があります。
Webサイトを円滑に運用するためにも、制作・公開の時点でどのように管理・メンテナンスを行っていくのかを決めておくと安心です。
Webサイト保守とは
「Webサイト保守」という言葉をご存知でしょうか?Webサイト保守は、ホームページの維持・管理を行うことです。「ホームページ保守」や「保守管理」、「保守」とだけ呼ばれることもあります。
Webサイト保守重要性とメリット
・システムの最適化
ホームページはいつでもアクセスできる状態をキープしておく必要があります。そのためにシステムを常に最適化しておくのもWebサイト保守の役割です。
・セキュリティ対策
最適化の中には、セキュリティ対策も含まれます。日々新しいウィルスやスパムが世界中から攻撃してきます。それらを防ぐためにも、最新のセキュリティにアップデートしておく必要があります。
しかし、多忙な通常業務の間でセキュリティのアップデートは忘れがちになってしまうことも。保守担当者がいることで、それらをすべて任せることができます。
Webサイト保守管理は、自社サイトを維持する要の作業となりますので、専門知識のある人や専門会社に依頼するのが適切です。多くの場合、保守は1回ごとの作業ではなく、年単位で契約することになります。そのため、どの範囲までの保守業務を行うかは、契約内容ごとに異なります。
次に保守知識のない方に向けて、具体的な作業内容について解説します。
Webサイト保守の内容
●ドメイン、サーバー更新
ドメインやサーバーは有効期限が定められており、継続利用するためには定期的な更新が必要です。万が一更新を忘れると、最悪の場合Webサイトが表示されなくなります。更新が遅れた場合にも、追加料金が発生する場合もあります。
最低限の保守管理として、ドメインとサーバーの更新はWebサイト制作時に誰が更新を行うのか決めておくのが安全です。
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●セキュリティ対応
SSLサーバー証明書
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのひとつです。SSLサーバー証明書は、Webサイトの運営者の実在と通信暗号化を証明するものです。安全・安心なサイト運営のためにも必須となっています。
こちらもドメイン・サーバーと同じく有効期限があるため、定期的な更新が必要です。
●CMSの更新・バージョンアップ
WordPressをはじめとしたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を活用し、Webサイトを作成する企業も多いと思います。自社内で簡単に更新ができるのがメリットですが、定期的なシステムの更新作業が必要になります。セキュリティの脆弱性を補うためにも、バージョンアップの案内が来た際には必ず行いましょう。
CMSのバージョンアップの作業自体は、ほとんどの場合更新ボタンをクリックするだけで簡単に行うことができます。しかし、Webサイト制作時にカスタマイズを行なっていると、まれに不具合が生じる場合があります。最新バージョンから元のバージョンに戻す作業は困難な場合もあり、更新による不具合に対応するためにも保守契約は有効です。
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●緊急トラブル対応
Webサイトが表示されない、問い合わせメールが届かないなど、緊急トラブルの対応にも保守管理は有効です。専門業者にトラブルの都度依頼するよりも、年契約で対応してもらうほうが安定したWebサイト運用ができるだけでなく、費用が安く抑えられる場合もあります。
Webサイト保守に含まれない内容
・ウェブサイトのコンテンツ更新作業
・デザイン修正・更新作業
・SEO、アクセス解析
以上のような内容は基本的にWebサイト保守管理の作業には含まれません。
Webサイト保守の契約内容は、あくまで現状サイトの「維持・管理」です。そのため例えば、ニュースやブログ等の更新といったコンテンツの更新やデザインの変更といった作業は含まれません。
また、SEO対策やアクセス解析など集客に関する作業やコンサルティングも含まれません。
保守管理の作業としては含まれませんが、コンテンツ更新作業、SEOマーケティング対策を別に依頼することは可能です。
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コンテンツSEOについてはこちら
まとめ
Webサイトにアクセスできないなどのトラブルは、お客様との機会損失だけでなく、企業の信用に直結します。またセキュリティ対策を怠り、万が一トラブルが発生した場合の損失は計り知れません。
Webサイト制作会社は基本的にはホームページが完成し納品した時点がゴールです。しかし、企業側はそこからがスタートです。Webサイトの保守管理は、ホームページ運営を行う限り必ず必要な作業です。
専門知識のある会社と保守管理契約を結ぶことは、長期的に考えれば費用を支払うだけの価値があります。保守管理契約を行う場合に、どこまでの作業を行うかは、会社ごとに異なります。契約を結ぶ際は自社内で行う作業と保守管理を依頼する作業範囲を明確にしましょう。
京都広告デザイン.comではWebサイト保守管理やホームページ制作に関するご相談も承っています。お電話もしくはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。