ホームページをリニューアルする時のポイントとは?メリット・デメリットを解説

WEB

武田 知也

Webサイトのデザインをリニューアルするタイミングは以下のような時ではないでしょうか?

・Webサイトのデザインが古い気がする
・アクセス(PV)数、コンバージョン(CV)率の低下
・ブランドイメージを強化したい
・スマホ対応できていない
・Webサイトの更新がしにくい

正しいWebサイトのリニューアルを行うことで、これらはすべて解決することができます。今回は、Webサイトのメリットデメリットと、効果の高いリニューアルを行うためのポイントについて解説します。

Webサイトリニューアルのメリット


 

最新トレンドに更新

Webデザインのトレンドの動きは目まぐるしいものがあります。ファッションやグラフィックデザインとは異なり、技術的な要素がトレンドに大きく影響するのが特徴です。

Webの最新技術というと難しく聞こえますが、スクロールの動きや、マウスオーバーやタップした時のアニメーションなど、頻繁に更新しているWebサイトをよく観察してみると、細かな仕様が変化していることに気がつきます。
なんとなく野暮ったく感じるWebサイトは、こうしたアニメーションや動きが実装されていません。自社サイトは大丈夫か心配な方は、最新のWebサイトと比較してみてください。もし最新のWebサイトが見つからなければ、最新技術が詰まったInstagramなどのSNSをよく観察するのもおすすめです。

システム更新・サポート強化

最新技術へのリニューアルは、システムを更新し、サポート切れを防ぐ役割もあります。Webサイトに使われている技術は常に進化しています。更新速度が早い分、サービスを終了していたり、サポート切れになることも多々あります。
リニューアルを行うことで、デザイン面だけでなく、システムの見直しをする機会になります。

スマホ対応(レスポンシブ)することで最新SEOに対応させる

PCで見ることしか想定されていないスマートフォンやタブレットのサイズに非対応のWebサイトに対するユーザーの対応は冷ややかです。レスポンシブデザイン対応は、アクセス(PV)数、コンバージョン(CV)率改善のためにも必須の施策です。

レスポンシブデザインとは
レスポンシブデザインとは、ユーザーの デバイス(パソコン、 タブレット、モバイル、非視覚的 ブラウザ)に関係なく、同じURL・同じHTMLコードを使い、各画面サイズに合わせた表示ができることです。

 

また、WebサイトのリニューアルはGoogle検索の上位表示をさせるSEO対策にも効果的です。Webサイトをスマホで閲覧するユーザーの増加により、Googleは文字のサイズやリンクボタンの大きさなど、スマホの小さい画面でも視認性、操作性が損なわれていないか、スマホやタブレットへの対応を評価基準にしています。

一昔前のデザインのままでは、Googleからフォントサイズが小さい、ボタンの大きさがモバイル対応ができていないと判断される恐れがあります。こういったデザインによるSEO対策を踏まえたリニューアルは、次の項目のUI改善にもつながります。

モバイルファーストインデックス(MFI)
モバイルファーストインデックスとは、GoogleがWebサイトの検索順位決定を行う際に、PCサイトではなくスマホサイトを基準に評価を行う方針のことです。
Webサイトがスマホ対応されているかは、Googleの公式ツール「モバイルフレンドリーテスト」を使用し判別することが可能です。

 

利便性向上(UI改善)

Webサイトを運営していると、リンクが氾濫しツギハギだらけになってしまうことがあります。更新もしにくく、目的のページがどこにあるのか運営者にしか分からないといった使いにくいWebサイトを見て見ぬふりして使い続けているなんてことはないでしょうか。

WebサイトのUI(ユーザーインターフェース)を見直す
ユーザーの使い方を想定しスムーズに使えるようデザイン・設計はWebリニューアルにおいて重要なポイントです。コンバージョンのためのユーザー目線に立った導線を作りましょう。

Webサイトリニューアルのデメリット


 

費用・作業の手間がかかる

Webサイト全面リニューアルは新規で制作するのと同等の費用・時間がかかります。デザインのほか、システム更新、SEO対策、コンテンツの見直し、写真撮影などが必要になってくることが予想されるからです。
本当に全ページをリニューアルする必要があるのかは、最初の段階で検討すべきです。トップページだけ、オンラインショップだけなど部分的にリニューアルすることや、サブページはデザインだけリニューアルし、コンテンツのテキスト、画像は旧サイトのものを移植するなどの工夫をしましょう。

SEOの順位の変動

リニューアル前のサイトである程度のPV数がある場合は、リニューアル後一時的にGoogleの検索順位が下がる場合があります。
できる限りURLを変えない、もし変更する場合には新しいサイトへのリダイレクト設定を行うなど、可能な限り施策が必要です。
リニューアルによって、今までアクセスがあった過去記事が削除された、複数ページがひとつのページに統合することで、SEOに不利に働くことがあります。人気のある記事やコンテンツはチェックしておきましょう。

リニューアルで抑えるべきポイント


 
Webサイトのリニューアルは、コンバージョン改善やブランドイメージの向上などのメリットが多いの施策ですが、残念ながら必ずしもポジティブな効果が確証されている訳ではありません。
特にSEO順位の変動の影響を見過ごすことはできません。また、費用と時間に見合うだけのPV数、CV率の上昇を望めないこともあります。そうならないためには、リニューアルのポイントをしっかりと抑える必要があります。

ポイント1
改善点を洗い出す

冒頭に記載した、
・Webサイトのデザインが古く感じてきた
・アクセス(PV)数、コンバージョン(CV)率の低下
・ブランドイメージを強化したい
・スマホ対応できていない
・Webサイトの更新がしにくい

など、なぜリニューアルする必要があるのかを徹底的に洗い出し課題を見つけ出します。

ポイント2
分析をする

改善点を本当にリニューアルする必要があるのか分析を行います。
・競合サイトを調査
・Googleアナリティクス、サーチコンソール分析

自社内で分析が難しい場合は専門家に相談しましょう。

ポイント3
ゴール(目的)を決める

リニューアルによって達成したい目的を明快にしておきましょう。リニューアルは一度行ったら終わりではありません。リニューアル後も分析を続け、課題を見つけたらその都度更新を行なっていきます。

webデザインリニューアルの参考コラム

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