【日本語対応】無料で使える動画編集ソフト4選

武田 知也

商品やサービス、または会社紹介を行う方法として、動画を活用した事例が多くなっています。YouTubeやInstagramストーリーズなど動画コンテンツの活用は今後ますます重要性を高めていくでしょう。

動画を使うことが効果的なことは分かっていても、実際に活用しようと思うと難しいものです。今回は、動画コンテンツ活用のために必要なツール動画編集ソフトについてご紹介します。

初めての方も試しやすいように、無料&日本語対応の動画編集ソフトを選びました。

DaVinci Resolve17

DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)はBlackmagic Design社が開発している動画編集ソフトです。Blackmagic Design社は映像周辺機器を開発販売しているオーストラリアの会社です。編集ソフトの他にはプロ用ハイエンドカメラなども開発しています。

今回ご紹介するDaVinci Resolveは、ハリウッドなどの映画制作でも使う映像編集ソフトの無料版です。DaVinci Resolveには有料版も存在しますが、無料版でも機能に遜色がなく動画編集に必要な機能は充分揃っています。

有料版には解像度やマルチGPU、高性能脳イズ除去など、よりプロフェッショナル向けの機能が追加されています。無料版から始め、機能に不足を感じてから有料版へのアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか?

DaVinci Resolveは元々映像のカラーグレーティングを行うソフトウェアだったのもあり、こだわりの色調補正が行えるのもメリットのひとつです。

2021年11月現在の最新バージョンはDaVinci Resolve17です。日本語にも対応しています。

DaVinci Resolveメリット

・ハリウッドの映画制作現場でも使われている高度な動画編集が可能
・無料版でも有料版と同等の編集機能
・高度なカラーグレーティングが可能
・Mac、WindowsなどのOSを選ばず使用可能

DaVinci Resolveデメリット

・高スペックのGPUが必要
・操作がやや複雑で初心者は慣れるまでに時間がかかる

iMovie

iMovie(アイムービー)はApple社純正のMac専用の動画編集ソフトです。
初心者向けでありながらも動画編集に必要な機能が搭載されており、はじめて編集作業を行う人にもおすすめのソフトとなっています。
アプリ版もあるため、iPhoneやiPadなどでも編集作業が可能です。

ただし、Appleユーザー向けのソフトのためWindowsやAndroidユーザーは使うことができません。Windowsの場合は次で紹介するMicrosoftフォトで編集できます。

iMovieはApple製品標準搭載で、面倒なインストール作業なしに手軽使うことができ便利なソフトですが、高度な編集作業には対応していません。より高度な編集を行うにはiMovieのプロ向け、高機能版動画編集ソフトFinal Cut Pro(Mac専用)があります。

Final Cut Proは有料ソフトです。無料体験期間が90日間あります。

iMovieの主な機能

・動画カット編集
・字幕やタイトルなど文字の挿入
・BGMや効果音(SE)など音楽の挿入
・トランジョン効果など演出
・動画速度の変更(早送り、スローモーション)
・書き出し
・SNSへのシェア
・フィルタ加工
・ピクチャーインピクチャー
・クロマキー機能

iMovieメリット

・初心者向けのシンプルな操作感
・Apple製品標準装備
・Mac、iPhone、iPadで相互性がある

iMovieデメリット

・テキスト挿入位置が固定
・フォントの種類が限られている
・2つまでしか動画を重ねられない
・複数のオーディオを挿入できない

Microsoftフォト

WindowsのフォトアプリMicrosoftフォトは、Windows10標準搭載の写真や動画の閲覧・編集ができるアプリケーションです。ビデオエディターを使って動画編集を行うことができます。

標準搭載のフォトアプリとは思えないほど動画編集機能が揃っており、簡単な動画編集ならMicrosoftフォトのみで作業が可能です。

手軽に作業はできますが、字幕やアテレコなど高度な動画編集には対応していません。こだわった編集が必要な場合はこれまでに紹介してきた動画編集ソフトで行いましょう。

Microsoftフォトの主な機能

・動画カット編集
・動画回転
・タイトル、テロップ挿入
・画像からスライドショーの作成
・BGMの設定、音量調節
・フィルタ加工
・動画速度の変更(早送り、スローモーション)
・3Dエフェクト
・描画挿入

Microsoftフォトメリット

・Windows10標準搭載
・操作が簡単で初心者向き

Microsoftフォトデメリット

・テロップが固定
・字幕が入れられない
・図形の挿入ができない
・明るさ補正ができない
・ぼかし(モザイク)が入れられない

AviUtl

AviUtl(エーブイアイ・ユーティーエル)は無料で動画編集が可能なフリーソフトウェアです。1997年に「KENくん」によって開発が始まりました。AviUtl単体でも基本的な動画編集を行えますが、公式に公開されている「拡張編集プラグイン」を使用することで、より高度な編集が可能となっています。国産ソフトウェアのため、本体はもちろんプラグインやサポートもほぼ日本語対応です。
歴史あるフリーソフトウェアのためインターネット上にインストール方法から操作やプラグインまで多数の情報が存在していることもメリットのひとつです。プラグインを含む導入や編集作業は初心者向きとは言えず、難しい点も多いですが、高度な編集作業を完全に無料で行うことにこだわる方におすすめです。

AviUtlの主な機能

・動画ファイルの読み込み、編集、保存
・動画の分割、結合、削除
・字幕、テキストオブジェクトの配置、編集
・動画のリサイズ
・トリミング
・ワイプ合成
・シーンチェンジ
・色の合成、加工、
・画像の様々なエフェクト
・動画の逆再生
・エンコード
・音の編集、加工、BGMの導入
・アニメーションの作成
・YouTube、ニコニコ動画へそれぞれに適した出力

AviUtlメリット

・サポートも含め日本語対応
・豊富なプラグインがある
・プラグインを使えば無料で高度な編集が可能
・インターネット上に情報が多い

AviUtlデメリット

・プラグイン導入を含め、最初の導入に手間がかかる
・編集操作がやや難解

まとめ

無料で使える日本語対応の動画編集ソフトについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?ウェブサイトやSNS、Youtubeなど今や動画は必須コンテンツとなってきました。
カメラやスマホが進化したことで動画を撮ること自体も日常的になり、動画編集は年々需要が増しています。ぜひ未経験の方も今回紹介した無料で使えるソフトで動画編集を始めてみてください。

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