メルマガは時代遅れ?進化した機能を使った読まれるメール配信術

武田 知也

メルマガは本当に時代遅れ?

メールマガジンと聞いて「今さら、メルマガ?」と思った方もいるのではないでしょうか?その理由のひとつにメルマガを定期的に配信をしてもコミュニケーションが一方通行で、SNSなどに比べて効果が感じにくいなどが挙げられます。
しかし、今テクノロジーの進化によりメールマーケティングが集客に有効な手法のひとつとして注目されるようになりました。

メールマーケティングとは?
メールマーケティングとは、メールを使い集客やコンバージョンに繋げる施策のことです。具体的には、集客や販促、ファン育成、サービス購入などの目的を達成するため、メールを通じて顧客とのコミュニケーションを図ります。

メルマガメリット・デメリット

メルマガのメリット
・ファンの育成
・自社サイトへの誘導
・費用効果が高い
・効果測定がしやすい
・低コストで始められる

メルマガのデメリット
・開封されない
・うっとしいと感じられる、迷惑メール扱い
・SNS、LINEといった他の手段
・手間がかかる

メルマガとメールマーケティングの違い

従来のメールマガジン(メルマガ)もメールマーケティングのひとつですが、通常のメルマガが新商品やキャンペーン情報などの同じ内容を配信リストへ一斉送信する手法なのに対し、進化したメールマーケティングは顧客の属性に合わせて配信を行ったり、顧客の状況に合わせて段階的に配信するなど、より一人一人に合わせたメールを配信します。

進化した機能

適切なタイミングでの自動配信(ステップメール)

「メルマガ登録日」や「会員登録日」などの日付を基準日として、複数のメールを段階的に配信する手法です。
メールの内容としては
・登録直後のサンキューメール
・5日後にリマインド
・2週間後にアンケート
・1ヶ月後に初回購入割引キャンペーンメール
などといったかたちで、顧客の段階に合わせ予め用意したシナリオメールを適切なタイミングで自動配信できます。

顧客に起こして欲しいアクション(コンバージョン)を設定し、ゴールに向かうシナリオを練ることが効果的なステップメールのポイントです。

ターゲティングメール(セグメント配信)

メルマガの配信リストには、メールアドレスの他、性別・年齢・住所・興味のあるもの・購入履歴などの顧客情報があります。そういった顧客の属性を使い、対象者を絞って配信するメールマガジンのことをターゲティングメールと言います。
何らかの指標を元に区切った集団やまとまりを「セグメント」と言い、ターゲッティングメールはセグメント配信とも呼ばれます。

顧客の属性を絞って配信を行うため、一斉配信する型のメルマガよりも、高い開封率、コンバージョンを期待できます。また、興味の薄い内容のメールを届け「メルマガの配信が多い」「迷惑メールのように感じる」といった印象を与えることを防ぐことができます。

ターティングメールは抽出条件、セグメント項目の絞り込みが重要な鍵となります。属性によりターゲットを絞るため、一斉配信に比べ配信数が下がり、セグメント項目を失敗すると効果が感じられにくくなります。
ターゲットメールにする商材やキャンペーンの内容を分析し、属性を絞り込みをしましょう。
メールの内容はステップメールと同じく、顧客のアクションを想定したシナリオ設定を丁寧に行い、コンバージョンへと導きます。

効果測定ツール

効果測定がしやすいのもメールマーケティングのメリットです。開封率やクリック率などの反応を数字で確認することができるため、顧客のニーズや改善点を掴むことができ、より効果的なアプローチに繋げることができます。

まとめ

SNSでのコミュニケーション普及してきたとはいえ、メール利用率は依然高いままです。「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、全年代の平均利用時間を比較すると、平日は「メールを読む・書く」が最も長く34.6分という調査結果が出ています。顧客との接点が多いメールはまだまだ有効な手段なのです。

京都広告デザイン.comではメールマーケティング導入のサポートを行なっています。興味はあるけれど、始め方がわからない。設定が難しくてなかなか導入できないなど、メールマーケティング、メルマガでお困りの方は、京都広告デザイン.comにご相談ください。
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