A?B?意外に知らない「紙」のサイズ

武田 知也

現在、身近な紙のサイズはJIS規格によって決められています。
最もポピュラーなサイズは、プリンターなどで使われるA4判ではないでしょうか?
「判」とは「判型」の略で、紙のサイズそのものを表す用語です。

A+数で表されるグループはA列と呼ばれ、A1(594×841)を基準にしています。
A1を半分にするとA2、A2を半分にするとA3、さらに半分にするとA4となっていきます。
このような関係がAグループで、国際規格にも採用されています。

さて、もう1つグループがあります。週刊少年誌などでなじみ深いB5判の属するグループです。
B+数で表されるグループはB列と呼ばれ、B1(728×1085)を基準にしています。
A列と同様、B1を半分にするとB2、B2を半分にするとB3、さらに半分にするとB4となっていきます。
このような関係がBグループで、江戸時代の美濃紙サイズに由来した国内規格です。

それぞれを見比べるとお分かりのようにA判よりもB判の方が一回り大きいことも特徴です。

どのような印刷物を作るかによって、最適な印刷用紙サイズが変わってきますので、あらかじめサイズ表を基準にされてみてはいかがでしょうか?