【2023年】クリエイティブ革命!AIを駆使した広告7選|TVCM・新聞広告・SNSキャンペーン
2023年、広告業界におけるAI(人工知能)の積極的な活用が注目を集め、従来の広告制作の枠を超え、これまでは想像もつかなかった方法でクリエイティブな広告がいくつも登場しました。この記事では、AIを活用して生まれた革新的な広告の中から、注目すべき7つの事例を紹介します。
AIがどのように広告業界の未来を形作っているのか、具体的な事例を通して一緒に考えていきましょう。
伊藤園
お〜いお茶 カテキン緑茶TVCM
お〜いお茶 カテキン緑茶TV CM「未来を変えるのは、今!」篇
「お〜いお茶 カテキン緑茶」のTVCMは、日本初のAIタレントとして話題になりました。AIタレントと気がつかなかった方も多いのではないでしょうか?AIタレントやモデルが活躍する未来をリアルに感じさせます。
パルコ
HAPPY HOLIDAYSキャンペーン
最先端の画像生成AIを駆使したファッション広告
ホリデーシーズンに向けたこの広告、すべて画像生成AIを使用して制作されました。
広告に登場するモデル、小道具、背景はすべてプロンプト(画像生成のための言葉)から作成されています。驚くべきことに、ビジュアルだけでなく、女性のナレーションや音楽もすべて生成AIで作られています。
サントリー食品
GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶TVCM
ChatGPTを活用して制作したWEB CM
サントリーのChatGPTを活用したユニークなCMです。CM制作の指揮を執ったのは、「やさしい麦茶宣伝部AI部長」という、ChatGPTによって生み出されたキャラクターです。この陽気で優しい部長は、ユニークな想いとちょっぴりストイックな面も持ち合わせています。
キンチョール
「ヤング向け映像」篇TVCM
キンチョウが考える「ヤング向け映像」
未来的な空間の中に巨大なキンチョールがそびえ立つ、なんとも不思議なこちらのCM。
キンチョールがAIをブレインストーミングのパートナーとして活用し、「シティ」「ポップ」「AI」「チル」といった若者向けのトレンドを取り入れた最先端のテレビコマーシャルを制作しました。
コカ・コーラ
「Coca-Cola Y3000」
西暦3000年をイメージした味・デザイン
アメリカのThe Coca-Cola CompanyがAIと共同開発した、西暦3000年をイメージした「Coca‑Cola Y3000」です。
米国・カナダ・中国・ヨーロッパ・アフリカなどで期間限定で販売のため、残念ながら日本では購入できませんが、下の画像のQRコードの「Coca-Cola Creations Hub」Webサイトから、AR/AIカメラの「Y3000 AI Cam」を使って、西暦3000年の景色を生成できるデジタルコンテンツを楽しむことができます。
近畿大学
「上品な大学、ランク外。」新聞広告
AIを使った新聞広告
一見、普通の大学生のように見えるけれど、どこか違和感のある笑顔。実は200枚以上の近畿大学生の顔写真をAIに学習させて作られた、「実在しないけれど、いそうな近大生」という架空の大学生です。
この「AI近大生」は情報学部の1年生が一人で作成したもので、詳細な制作過程については以下のウェブサイトに本人のインタビューが掲載されています。
引用元:近畿大学広告アーカイブ
Heinz
「A.I. Ketchup(AIケチャップ)」キャンペーン
「EVEN ARTIFICIAL INTELIGENCE KNOWS “KETCHUP“ LOOKS LIKE HEINZ.(AIでさえ、ケチャップといえばハインツであることを知っている)」
「A.I. Ketchup(AIケチャップ)」キャンペーンは、画像生成AIに「ケチャップ」と入力するとハインツにそっくりな画像が生成されることを利用したものです。ユーザーは、AIによって生成された「ケチャップ」の画像をSNSに投稿し、これらの投稿されたAIケチャップ画像は屋外広告などで使用され、注目を集めました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?AIを活用したTVCMや新聞広告、SNSキャンペーンといった広告の具体的な事例をご紹介しました。
2023年の広告界では、AIが単なるツールを超え、クリエイティブなアイデアの源泉としての地位を確立しました。今後もAIの発展は続き、その進化が広告業界に新たな変革をもたらし続けることでしょう。
この興味深い進化の旅を、引き続き見守っていくのは非常に楽しみなことですね。
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