企業はTikTokをビジネスに活用できるか?ビジネスアカウント活用事例紹介

武田 知也

SNSの中でも、Z世代と言われる若年層を中心に爆発的な人気を誇るTikTok。その躍進は止まることを知りません。一方で、TikTokがビジネスにどのように活用できるかについては、まだまだ知られていないことが多いようです。
そこで今回は、企業がTikTokをビジネスに活用するためのポイントや成功事例をご紹介します。TikTokでのビジネス活用について、これから始めようと考えている企業の方々にとって、参考になる情報をお届けできれば幸いです。

TIkTok(ティックトック)とは?

TikTokは中国の企業であるByteDance(バイトダンス)社が、2016年にサービス提供を開始した15秒~60秒の短い動画を投稿し、共有するSNSプラットフォームです。多くの若者が参加しており、音楽やダンス、ユーモアを交えた動画が人気を集めています。企業もマーケティング活動や広告出稿に積極的に利用しています。
他のSNSと比較して、動画の投稿・視聴が主な機能であるという特徴があります。効果音や音楽を自由に使うことができ、多様なフィルターを使って誰でも簡単に動画を編集することが可能です。

TikTokが人気の理由

TikTokが流行している理由は、短い時間で簡単に楽しめるコンテンツが豊富にあることが挙げられます。機械学習による独自のアルゴリズムで、ユーザーに最適な動画がマッチングされる仕組みになっており、試聴すればするほど、ユーザーの好みにカスタマイズされます
多様なフィルターや効果音や音楽を自由に使って映像を編集することができるなど、クリエイティブな表現が可能です。また、トレンドや挑戦企画に参加することができるのも人気の理由です。

TikTokユーザーは、10代後半から20代前半のZ世代と呼ばれる若年層を中心に広がっています。しかし、最近では、30代以上の層も増えてきており、幅広い年齢層に利用されています。また、世界的に視聴者を集めることができるため、企業が広告やプロモーションなど、ビジネスに活用することもできます。

TikTokビジネス活用 メリット・デメリット

 

【メリット】

1.大規模なリーチ

TikTokの人気により、世界中の多くのユーザーにアクセスできます。商品やブランドの認知度向上や新規顧客獲得につながります。

2.若年層への訴求力

TikTokは特にZ世代を中心に人気があります。企業が若年層にアピールすることで、将来の顧客層を獲得することが期待できます。

3.クリエイティブな表現

TikTokでは、多様なフィルターや効果音・音楽を使って映像を編集できます。これにより、企業は独自のクリエイティブなコンテンツを作成し、消費者とのつながりを強化できます。

4.バイラル効果

トレンドや挑戦企画に参加することで、企業はバイラル効果を狙うことができます。成功すれば、短期間で大きな注目を集めることが可能です。

バイラル効果とは
マーケティング用語で、インターネット上で情報が急速に拡散される現象のことです。コンテンツがシェアされ、短期間で多くの人に広まります。

【デメリット】

1.競合他社との差別化が難しい

TikTokでは数多くの企業がプロモーション活動を行っています。そのため、他社との差別化を図ることが難しい場合があります。

2.対象層が限定される

TikTokは特に若年層に人気がありますが、それ以外の年齢層への訴求力は限定的な場合があります。ターゲットとする層が幅広い場合、他のプラットフォームと併用する必要があるでしょう。逆に言えばZ世代がターゲットの場合は効果が高いと言えます。

3.効果測定が難しい

TikTokの広告効果の測定はまだ発展途上であり、正確な効果を測ることが難しい場合があります。

4.ブランドイメージへの影響

TikTokの軽快な雰囲気やエンターテイメント性が、企業のブランドイメージに合わない場合があります。適切なコンテンツ戦略を立てずに投稿すると、ブランドイメージが損なわれる恐れがあります。

企業の活用事例

中央大学商学部

@commerce1909

三和交通

@sanwakotsu

クラシル

@kurashiru.com

ユニクロ

@uniqlo_jp

ロート製薬

@rohtotiktok

ローソン

@akiko_lawson

京都で40年、京都広告デザイン.comは広告・デザインのエキスパートです。印刷物やウェブサイト、写真・動画撮影でお悩みの方はお気軽にご相談ください。お問い合わせはコンタクトフォームまたは電話でも承っています。